電子書籍を始めようと思ったとき、一番悩んだのが「どのサイトで買うか」でした。Amazon Kindle、楽天Kobo、Apple Books…選択肢が多すぎて、正直頭がパンクしそうになったんです。
結局、3つのサービスを実際に試してみて、最終的に一つに落ち着くまで2ヶ月もかかってしまいました。同じように迷っている方の参考になればと思い、私の実体験をお伝えします。
なぜサイト選びで迷ったのか
電子書籍を始めようと思ったきっかけは、通勤時間の有効活用でした。片道1時間の満員電車で、紙の本を読むのは現実的じゃないと思ったからです。
でも、いざ始めようとしたら、こんな疑問が次々と浮かんできました。
- どのサイトが一番安いの?
- 読みたい本が必ずあるの?
- サイトが潰れたら本はどうなるの?
ネットで調べても「どれも良い」みたいな当たり障りのない情報ばかりで、結局決められませんでした。
試してみた3つのサービス
Amazon Kindle:王道だけど本当にいいの?

出典:Amazon Kindle公式サイト
良かった点
- 品揃えがダントツで多い(500万冊以上)
- セールが頻繁にある
- Amazonアカウントがあればすぐ始められる
微妙だった点
- アプリの動作がたまに重い
- 楽天ポイントが使えない
読みたい本はほぼ見つかったし、月替わりセールで狙ってた本が半額になったときは嬉しかったですね。ただ、普段楽天をよく使う私としては、ポイントが分散するのが少し気になりました。あと一回だけアプリがフリーズして、読んでた途中のページを見失ったときは焦りました(笑)
楽天Kobo:ポイント目当てで試したけれど

出典:楽天Kobo公式サイト
良かった点
楽天ポイントが使える・貯まる、SPU(楽天スーパーポイントアッププログラム)の対象、アプリの動作が軽い
微妙だった点
Kindleと比べて品揃えがやや少ない、新刊の電子化が遅いことがある
楽天ポイントで本が買えるのは確かに便利でした。でも、読みたかった話題のビジネス書が「電子版は2週間後」って表示されてたときは、「えー、待てない!」って思って結局Kindleで買っちゃいました。そういう小さなストレスが積み重なるんですよね。
Apple Books:iPhone使いなら便利?
良かった点
iPhoneとの連携がスムーズ、デザインがきれい
微妙だった点
価格が他より高め、セールがほとんどない
アプリの使い心地は確かに良かったんですが、同じ本がKindleより100円高いとかザラで、「なんで?」って感じでした。たった100円の差だけど、月に何冊も買うと結構な差額になるんですよね。
決め手になったポイント
読みたい本があるかが最重要
3つのサービスを使い比べてみて、一番大事だと思ったのは「読みたい本があるか」でした。
私の場合、ビジネス書と小説をよく読むんですが、特にビジネス書の新刊はKindleの方が圧倒的に充実してました。楽天Koboでも主要な本はあるんですが、「この本読んでみたい」と思った時に「電子版なし」だと結構がっかりするんですよね。
セールの頻度と割引率
次に重視したのがセールです。月に3〜4冊は読むので、この差は結構大きいんです。実際に3ヶ月間各サービスでの価格をチェックしてみたところ、セール時の安さはKindleが頭一つ抜けていました。
最終的にKindleを選んだ理由
決定的だった3つの要因
悩みに悩んだ結果、最終的にAmazon Kindleをメインにすることにしました。決め手となったのは以下の3点です。
1. 読みたい本の取り扱いが圧倒的
実際に「読みたい本リスト」を作って、各サービスでの取り扱いを調べてみました。具体的には「嫌われる勇気」「FACTFULNESS」「1984年」「サピエンス全史」「7つの習慣」などの話題書を含めて30冊リストアップ。結果は以下の通り
- Kindle:30冊中28冊
- 楽天Kobo:30冊中24冊
- Apple Books:30冊中22冊
この差は大きいと思いました。特に気になってたマイナーなビジネス書がKindleにだけあったのが決定打でした。
2. セールでの節約効果が高い
3ヶ月間、同じ本を各サービスでチェックしてみたら、Kindleは月替わりセールで30%〜50%オフが結構あって、年間で考えると確実に1〜2万円は節約できそう。これって月に1回美味しいランチが食べられる計算ですからね(笑)
3. Kindle Unlimitedという選択肢
読み放題サービス(月額980円)があるのも魅力でした。「今月はあまり本読めないかも…」って月でも、3冊読めば元は取れるし、忙しさに波がある私には嬉しいオプションです。実際に試してみたら、普段手に取らないジャンルの本も気軽に読めて視野が広がりました。
でも他のサービスも完全に諦めたわけじゃない
とはいえ、楽天Koboも完全に諦めたわけじゃないんです。楽天ポイントが1000ポイント以上余った時とか、Kindle Unlimitedに入ってない本でKoboにある場合は、そちらで購入することもあります。
あと、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)を狙ってる月は、わざとKoboで3000円以上買って+0.5倍を確保することもありますね。こういう使い分けができるのも、両方試してみたからこそです。
「絶対に一つのサービスしか使っちゃダメ」なんてルールはないので、メインはKindle、サブは楽天Koboという使い分けが私にはあってました。
サービス選びで失敗しないコツ
まずは自分の読書傾向を把握しよう
サービス選びの前に、以下をチェックすることをおすすめします
- どんなジャンルをよく読むか
- 月に何冊くらい読むか
- 新刊をすぐ読みたいか、古い本でも構わないか
私の場合、「ビジネス書の新刊をよく読む」「月3〜5冊」「セール好き」だったので、Kindleがマッチしました。
実際に試してみることが一番重要
どのサービスも無料アプリがあるので、まずは無料本でアプリの使い心地を試してみることをおすすめします。
チェックポイント
- アプリの操作しやすさ
- 文字サイズや背景色の調整機能
- ダウンロード・同期の速さ
これらは実際に使ってみないとわからない部分です。

今振り返って思うこと
迷った時間も無駄じゃなかった
2ヶ月も迷ったのは時間の無駄だったかもしれませんが、おかげで自分の読書スタイルがはっきりしました。「とりあえず有名だから」で選ぶより、納得して選べたのは良かったと思います。
完璧なサービスはない
どのサービスも一長一短があります。Kindleだって、楽天ポイントが使えないし、たまにアプリが重くなります。「100点満点のサービス」を求めるより、「自分にとって80点以上」のサービスを見つけることが大切だと思いました。
乗り換えのコストは思ったより高い
一度メインのサービスを決めると、乗り換えるのは結構大変です。購入履歴やハイライト、メモなどがリセットされてしまうからです。だからこそ、最初のサービス選びは慎重にした方がいいと思います。
電子書籍サイト選びで迷っている方へ
もしあなたが今、どのサービスにするか迷っているなら、以下の順番で検討してみてください
ステップ1:自分の読書傾向を把握
- よく読むジャンル
- 月の読書量
- 予算感
ステップ2:上位候補を2〜3つに絞る
- 読みたい本の取り扱い状況をチェック
- 料金体系を比較
- セール頻度を調査
ステップ3:実際に試してみる
- 無料アプリをダウンロード
- 無料本で操作感をテスト
- 1〜2冊有料本を購入してみる
この手順を踏めば、私のように2ヶ月も迷わずに済むと思います(笑)
最後に、電子書籍サイト選びに正解はありません。あなたの読書スタイルに一番合うサービスが、あなたにとってのベストチョイスです。
私の体験談が、あなたのサービス選びの参考になれば嬉しいです。素敵な電子書籍ライフをお楽しみください!
今回紹介した 3つのサービスは、以下の公式サイトからチェックできます。

Apple Booksの公式サイトはこちら
※各サービスの情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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